エコーテック 超音波カッター ZO-41 II
エコーテック■溶けを限りなく減らす T.A.F回路超音波カッターは、切断時、刃にかかる負荷(対象物の固さ、厚さ、溶け具合等、使用者の力のかけ方、刃の当てる角度など)に応じて、切れ味(振動子への入力)を変化させています。
・負荷が大きい場合:切れ味(振動子への入力)大
・負荷が小さい場合:切れ味(振動子への入力)小
超音波カッターは、振動をしながら切断をする工具です。
必ず切断時には、切る物体と刃が振動することにより摩擦熱が生まれます。
この摩擦熱による溶けを減らしたいというユーザーの声を反映した、現段階で考えられる最高の駆動方法(社内呼称:T.A.F回路)をZO-41に採用しましたが、ZO-41IIにも採用されています。
(※駆動方法は、ノウハウになり公開しておりません。)
■ボタンを押し続けなくて良い?押している時だけ動作させたい?
従来機(USW-334/ZO-40)は、ボタンを押していると作業がやりにくいというユーザーの声を反映して、ZO-41では、ハンドピースのスイッチ押して離してから10分間動作する操作方法を導入しました。(もう一度押せば、そこで停止)
指を離しても動作しているため、従来機(USW-334、ZO-40)のように、ボタンを押している時だけ動作させたいという声もあるため、ZO-41IIでは、電源を立ち上げる時にどちらかの操作を選択出来るようにしました。
・何もせず電源を入れる >>> スイッチを押して離したら10分動作
・ハンドピーススイッチを押しながら電源を入れる>>>ハンドピーススイッチを押している時だけ動作(但し、温度確認のため3分ごとに切れます。)
■振動子保護の温度センサーを搭載
ZO-41同様、ハイパワーモードを搭載しました。
ハイパワーモードは、負荷が大きい場合、超音波振動子の許容入力の限界近くまで電力が入力されます。
切断物との摩擦熱と自ら振動する熱が、超音波振動子を熱破壊する事を想定し、ハンドピース内温度が、ある一定温度まで上昇すると停止するように保護センサーを搭載しています。
※ZO-41IIの新しい操作方法では、ハンドピーススイッチを押し続けていると温度監視が出来ないため、スイッチを押している時間は最大で3分としました。
■パワー可変
通常使用するノーマルモードと、ここぞという時に使うハイパワーモードの2種類本体側面のスイッチで切り替える事が可能です。
ハイパワーモードは、切断物にもよりますが、5分程度でオーバーヒートします。
オーバーヒートは、ハンドピースのLEDが点滅し、再びスイッチが押せるようになるまで、13分前後かかります。
※従来のZO-41と切れ味の変更はありません。
【公称発信周波数】40kHz
【電源】ACアダプタ
INPUT:AC100V-240V 50/60Hz(※1)
OUTPUT:DC12V
【消費電力】最大80VA
【使用温度範囲】10〜35℃(ただし、結露しないこと)
【外形寸法】
本体:173mm×89mm×76mm
ハンドピース:φ32×144mm(刃含む)
ハンドピースケーブル 1.6m(ストレート)
【質量】
本体:約260g
ハンドピース:約100g(ハンドピースケーブル含む)
【付属品】
BDC-200P:1ケース(替刃40枚入り 穴の開いた刃は利用不可)
※40枚入りですが実質30-35枚となります。
刃固定具ZH04:1個
刃固定ビスHB03:3個
六角レンチRR02:1本
ACアダプタ:1個